前回、緑地、水や空、ひいては酸素につながる事を書きました。
都会の中でも全てが全てコンクリートで囲まれた『密』な空間とは限りません。水と土、そしてそれを媒介とする植物に溢れた場所は沢山あると思います。
関西は上は兵庫、下は大阪そして和歌山、東に奈良、その上に滋賀とあります。
東名阪の名の通り大阪は日本の中でもその土地の大きさに比して大きな役割を担った場所であり都会の場所の一つとも思います。
そこには人が沢山、暮らしています。そこに暮らす以上はより快適な環境の中で過ごしたいと思う事が人にとっての正直な気持ちだと思います。
衣食住の内の大きな役割を担う住環境。住居の外観その内外は勿論の事ですが、住む家の周りに住み良い環境がある事は人にとって必須に必要な事と思います。
先に記しました緑地環境も同じく然りです。都会とは言えビルディングだけしかない場所ではやはり息が詰まります。
日常の中の丁度いい安らぎの空間。住居の近くに池や緑、或いは山や峡谷があるに越した事はないと思います。
自分が住んでいた住居の近くには全国でも有名なお城がありました。そのお城を中心にし出来たのが大阪城公園でした。
大きな梅園があり、そして春には桜が多く咲く場所であり花見の名所としても関西でも有名な場所でした。
近くには造幣局があり年に一度、一般に開放されその敷地内にある数百種類とも言われる桜を見に全国から来る方も多かったです。
コロナ渦の最中、花見も観光も制限されましたが、それ以前は東京に次ぐ第二の都心の象徴とされる場所の一つだったと思います。
大阪駅から環状線でも地下鉄からでも比較的、短時間で行ける水と緑に溢れ、歴史的にも大きな存在である城壁がある場所です。
中心には大阪城があり、そのまわりのお堀を軸に作られた草木に溢れた敷地の中で家族連れで休日の余暇を楽しまれる方が多く見られました。
お堀を中心にアスファルトで構成されたランニングコースは周回が約、3.5kmあります。
私も若い頃は、日曜日とかにはそのコースを走っていた事もあります。最初は一周を走るのも大変で殆ど歩いて一周していました。
それを続けていく内に一周を軽い足取りで走れるようになりました。お城を眺めながら走るのは気持ちの良いものでした。
一周、クリアできたら二周目に挑戦しその次は三周目を走れるようになっていきました。三周、約10kmと少し走る事により気持ちも体調も維持できたように思います。
公園内にある大阪城ホールでは有名なアーテイストのコンサートをする事もあります。自分がそこで観劇した中で多分、生涯、忘れられないのはスティービーワンダーのコンサートでした。あいにく自前ではなく知人のお誘いで行ったコンサートでした。
梅、桜の大きな敷地があり土や水に溢れ、東西南北、どこからでも比較的、行きやすい場所に大阪城公園はあったと思います。
都会は物に溢れ、買い物、食事には本当に便利な場所だと思います。ですが日々の仕事や学びの疲れを緩和させるにはお金で買える物や食事とはまた別な物も人には必要なのではないかとも思います。気持ちを癒すための安らぎの場所。それは何も大きな公園に限らないと思います。
緑のある環境にいてこそ人は明日もまた頑張って働こうという意欲を持ち、また勉学に励もうとする気持ちにリセットできるのではないでしょうか。
郊外であれ都心であれ人は楽に気持ちよく、より健康的に生きていきたい。少なくとも私、自身はそう思います。
どこかで何かで抱えた大きな荷物を一度、下ろす事からまた明日への活力と英気が養える事と思います。
刹那的な最中、小休止の場所として近くに緑のある場所に住居を構える事はとても僥倖な事なのかもしれません。
大阪ではないですが、名古屋も都会のイメージがありますが、以下のようなサイトを見つけました。
緑や歴史があり面白い町だなと感じます。こういう場所で住居を探すのもまた一興かもしれません。https://nagoyashimidoriku-miryoku.com